vol.27「おとなずかん�� 今日ほど素敵なショウはない。」
老舗のキャバレー『トワイライト』。ある日の公演から描かれるお話。
大人を観察する子供。大人っぽく無い清掃員。高飛車なボードビリアン。軽薄な恋人。若いホステス達。真面目なバーテンダー、そしてカリスマ店長……。
古き良きキャバレー、その楽屋で内緒のゴミあさりから始まった騒動は“トワイライト起死回生の記念ショウ”の準備と相まって楽屋に訪れる関係者を引っかき回していく。
「おとなはすぐに私を子供扱いするのだけれど、私がおとなを大人扱いすると気に入らない顔をする」
「いいわね、子供は。まだまだいろんなこと夢みれるから」
「だって私の男でしょ。そうでなきゃ困るわ」
「どうする? これと結婚する?」
「私はまだまだ夢みてたいけどなぁ」
「指名もとれないでお店にいられるって思わない方がいいと思いますよ」
「あのね、私の体はひとつなの。たぶん、みんなひとつだけど」
ーーおとなになってよかった? なりたかったおとなになれた? おとなになるってどういうことなの?ーー